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Yuki Snow
現代美術作家(Contemporary Art Painter)
現在イギリス南部Northbrook College Sussex(ノースブルックカレッジサセックス/高等学校・大学), Sussex Coast College Hastings(サセックスコーストカレッジヘイスティングス/高等学校・大学), University of Brighton(ブライトン大学), Phoenix Brighton(フェニックスブライトン)にて美術講師を勤める。





■略歴(詳しくはExhibitions & Commissionsのページをご覧下さい。)

1979年 横浜に生まれる。
1997年−2000年 画家・角森昭収氏のもとで絵画を学ぶ。
2000年 東京銀座にて初のグループ展参加。
2001年 単身渡英。
2001年−2002年 UCL(ロンドン大学)にて英語を学ぶ。
2003年 イギリス・ブライトンの画廊Start Contemporary Galleryに選抜される。
2002年−2005年 英国ブライトン大学絵画科で学び、卒業。
2006年 イギリス・ルイスのスター画廊が選ぶトップアーティスト55名の1人に選抜される。
2006年 ギリシャ・アテネのエニグマ画廊にてグループ展出展。
2007年 ブラジル・オリンダ市の画廊にてグループ展に出展。
2008年 ニューヨークの画廊にて個展。
2008年 イギリス・ロンドンContemporary Art Projects開催の‘Start your collection 2008’に出展。
2009年 インターナショナルアートフェアーAffordable Art Fair Londonに出展。
2009年 上野の画廊Galeria de Muerteにて3人展に出展。日本では9年ぶりの展示となる。
2009年 台湾の美術雑誌Dpi発行画集「Japanese Art」に日本人アーティスト36名の1人に選抜される。
2010年 インターナショナルアートフェアーAffordable Art Fair Londonに出展。
2009年−2010年 英国ブライトン大学院教育学部(PGCE for Post Compulsory Education)イギリスのカレッジ(高校)・大学の美術教員免許取得。

■作品のコンセプト

日本で生まれ育った作家自身が、22歳で単身渡英し、言語も文化も解らないイギリスの地で、日本人として染み付いた生活習慣や風習、言語の上から、イギリスでの生活習慣、風習、言語を学んでいくという実体験があった故に、自身の中にこの二つの全く異なった文化が融合された「space of migration」と言ったオリジナルの世界観・コンセプトが生まれる。

その概要は西洋と東洋、リアリティーと想像の世界、ファインアートと工芸 といった全く対極にあるテーマであり、これらの融合を中核に作品が作られている。

その世界観はハーモニーのようであり、まるで夢の中に居る様な色彩で彩られ、手触りの感覚や、ノスタルジアの感情、そして気持ちの繊細さを表現している。

■作品の特徴

油彩の作品では主に油絵の具、編み物、刺繍、スパンコール、ボタン、アクリル絵の具といった素材をキャンバスや布地の上に使用している。

「手触り」という感覚を重点において作られているレリーフ細工の様なその画面はまるで絵画の点字の様であり、そういった作品の中を旅するなかで今までになかった場所に導き出されるような感覚を経験させられる。

その他にもドローイング、イラストレーション、版画などの作品も制作、発表している。

■過去の展覧会経験等

日本国内、イギリス、ギリシャ、ブラジル、イタリアでのコンテンポラリーアートギャラリーにて展覧会経験があり、最近ではニューヨークで個展を催す。

またロンドンにてthe 2009 Affordable Art Fair(アフォーダブルアートフェアー2009)のスプリングコレクションに参加・展示。2009年夏には9年ぶりの展示を日本国内にて行う。

また壁画の制作に携わったり、世界最大手ボディーピアス会社Wildcatへ絵画作品やデザインの提供、イギリス音楽雑誌Plan Bへの作品の提供、ロンドンのファッションデザイナーにデザインの提供などをしている。

彼女のユニークな作品はギャラリーやインターネットショップを通じて購入可能である。

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手縫いの刺繍という今なくなりつつある手法とイラストレーションという手法を油絵の作品に使用するという事で、ユキの作品は現代美術と工芸との間の曖昧なエリアの問題提起を美しく活き活きと表現しながら投げかける。 彼女はこの二つの美術分野間の混乱で曖昧な問題を、ただシンプルに、何かハーモニーのように、自然で、まるで灯火を灯すように、美しい物として表現する事で再定義をしている。
サラルー ファロー
画廊「Espaco Sem Nome」(名前の無い空間)、ブラジル・オリンダ市
代表取締役


ユキ・スノーはブライトンを拠点として活動する若いアーティストであり、彼女の作品は日本で育った生い立ちからその文化の影響を受けた「象徴表現」を用いた表現方法と、西洋文化に魅了されたという背景が反映する二つの異文化を組み合わせたスタイルを持つ。
彼女の油絵の作品は様々な種類の画材を使って表現される。それは刺繍、スパンコール、編み物、ステンシルなどであって、それらを用いる事で視覚だけでなく触覚にも表現を呼びかける。
この3つの特質の要素は、活気やおもしろみの無いありきたりなイメージの世界を過ぎ去ったおもちゃの飛行機を、この絶え間なく変化の激しい現実世界へと導く橋渡しをする役割りをしている。
マーガレット ホーナー
美術作家


都会の喧騒の干上がった色の中で、ユキの作品は透き通るような知覚の想像力の爆発に耽溺する。-その手触り、ボタン、絹の糸、そして大波のようにう ねるピンクやブルー。ユキの作品は私の中の眠っていた記憶の中にあったその活き活きとした孔雀や小鳥や蝶たちの魔法の生きる自然の世界を偶然蘇らせてくれ た・・・。
ゼィニア グレゴレィアディス
作家



ユキ・スノーの作品は珍しい。 彼女の作品は東洋と西洋の概念、様式、観念の独特のブレンドが画面を作る過程の上で配慮されている。
彼女はその才能を「絵画と刺繍」という、一見見た目ではさり気ないけれど、素晴らしい効果を生み出す手法で全力を尽くして作品を表現する。
彼女は「自然」というものに虜になり、心を奪われた。それは彼女がこの広大に異なる東洋と西洋というふたつの大陸を行き来する旅を繰り返している事によって触発されたものであり、その「自然」というものは時に実際のものであったり想像の世界のものであったりするのである。
この彼女の主題とテーマの中でからみ合わさり織り交ぜられた言語は、絵画と刺繍が抱擁し合ったコラージュであり、東洋と西洋の哲学と文化の融合がなされたものである。
彼女はまるで重厚感のある人生のタペストリーを作るかのように絵画に刺繍をし続けるであろう。そしてその世界観との関係を再定義し続けていくことであろう。
マーク・T・スミス
美術作家・美術技師



ユキ・スノーはイギリスのブライトンを拠点にしている。けれども彼女の作り出すイメージは世界中の様々な所から来ていたり、属していたりする。
画面上で伝統的な素材と反伝統的な素材を混ぜ合わせたり、ファインアートと工芸という全く異なる要素を組み合わせて物を自由に新鮮に描いたり、彼女の深く 詩的なそして時に遊び心のある作品はどちらの側面からみても沢山の素材と意味がある。そういった彼女の作品は実にとても素晴らしいのである。
ドクター・マイケル・タッカー
大学教授、詩専攻
ブライトン大学



著書: Dreaming With Open Eyes: The Shamanic Spirit In Twentieth-Century Art and Culture
London & San Francisco:Aquarian/HarperCollins 1992